打席でスキを見せない=No gifts at the plate

“No gifts at the plate”(ノーギフツ・アットザ・プレート)

昨日の試合後にポールと話してて知った表現。

そのまま訳すと「ホームプレートで相手にギフトを与えない」。
つまり「バッターとして自分が打席に立っている時に、相手が喜ぶことをしない(プレゼントをあげない)」ということで、具体的には「ボール球に手を出さない」とか「簡単に打ちあげない」とかの「相手を助けない」意味だけど、言い回しがより比喩的で、ドンピシャ同じ表現は日本語には無い。別に初球打っていいわけで、「ネバる」よりもストレート。

アメリカ野球が実は日本以上に”チーム勝利至上主義”で”緻密な奇策もガンガン仕掛ける”ことはMLBファンには有名な話。セイフティバントやスチールの仕掛け方(特に三盗)は日本野球の数倍シビれる。

今日知ったこの「相手を有利にしない」発想で生まれたフレーズが一つのイディオムとして存在していることも、そのアメリカ野球の特徴を示す一例と思ったしだい。てか、すごくネイティブっぽい言い回しでカッコいいじゃない?ミルキーでも使っていくよ!「ノーギフツ!」言うて。